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2027年4月にZEH基準が大きく変わる!2026年度からすでに影響が⁉

こんにちは!羽曳野市・富田林市・藤井寺市・松原市で新築分譲住宅を手がけるファミティホームです。

 

皆さま、2027年4月から、ZEH(ゼッチ)基準が大きく変わることをご存じですか?
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」のこと。高断熱・省エネ・創エネを組み合わせて、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにする住宅です。
新たな基準では、「GX ZEH(ジーエックス・ゼッチ)」という名称となり、これまで以上に高い省エネ性能が求められます。

 

マイホームをお考えの方にとっては、とても重要な制度変更!
まだ1年以上先と思われるかもしれませんが、2026年度の住宅購入や税制優遇、住宅取得支援などへの影響も予想されます。しかもこれらの影響はZEH住宅を検討していない方にも及ぶ可能性が大。
ZEH改正のポイントを押さえて、「かしこい家づくり」をしましょう♪

 

【2027年4月からZEHはどう変わる?】
※ここで解説する内容は改正案に基づくものであり、施行時に変更される可能性があります

 

①断熱性能の基準が大幅にアップ
現行のZEHで求められる外皮(外壁、屋根、床、窓、ドアなど)の断熱性能は断熱等級5以上。新基準では原則として断熱等級6以上が必須になります。
外皮の断熱性能の基準は「UA値=外皮平均熱貫流率(室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標、値が低いほど断熱性能が高い)」と「ηAC値=冷房期の平均日射熱取得率(太陽日射の室内への入りやすさの指標、値が小さいほど遮蔽性能が高い)」。
等級ごとに求められる性能は地域区分ごとに異なります。大阪府下のほとんどのエリアが該当する6地域では、戸建て住宅の場合「等級5=UA値0.60以下、ηAC値3.0以下」、「等級6=UA値0.46以下、ηAC値2.8以下」の性能が必須です。

 

※出典:国土交通省「建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」ラベル項目の解説「断熱性能」

 

②住宅で消費するエネルギーの削減が厳格化
一次エネルギー消費量(建築物で使われている設備機器の消費エネルギーを熱量に換算した値)の削減率が、現行の20%以上から35%以上へ引き上げられます。
一次エネルギーには冷暖房や換気、給湯、照明などが含まれ、太陽光発電などの再生可能エネルギーは含まれません。
そのため一次エネルギー消費量の削減は、高効率なエアコン、給湯器、LED照明など、省エネ設備の導入が重要な要素となってきます。

※出典:国土交通省「建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」ラベル項目の解説「エネルギー消費性能」

 

③蓄電池とHEMSが必須に
今回の改正で最も大きな変更点が、戸建て住宅で蓄電池(初期実効容量5kWh以上)、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)の設置が原則必須となることです。
すでにZEHで原則必須となっている太陽光発電設備に加えて、これらを導入することで、太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めると同時に、HEMSで家全体のエネルギー消費を「見える化」してコントロールすることが可能に。創った電気を効率的に使い、余剰電力は蓄電して夜間や停電時に活用することで、家庭のエネルギーを自給自足できます。
下記の図はHEMSを導入した暮らしのイメージです。
※多雪地域や都市部の狭小地で太陽光発電の設置が難しい場合は、太陽光発電設備、蓄電池、HEMSの設置は不要。代わりに建物の断熱性能を高めることで「GX ZEH Oriented」の基準を満たすことができます

※出典:環境省報道発表資料「昼の余剰電力を有効活用する新しい暮らしのあり方の絵姿」

 

④新旧のZEH比較
この表を見ると、新基準では特に「断熱性能」「省エネ性能」「蓄電池・HEMSの必須化」の3点が大きく変更されていることがわかります。

【2026年度の家づくりにも影響するのはなぜ?】

 

●設計・施工期間を考えると2026年度の検討が鍵
新築住宅の場合、土地探し・設計・建築確認申請・着工・完成・引き渡しまで、通常半年から1年程度の期間が必要です。2027年4月以降に建築確認申請を出す場合、新基準への対応が求められる可能性が高くなります。そのため、ZEH住宅の建設を検討される方は、「どちらの基準で建てるか」を早めに判断して家づくりを進めることが大切です。

 

●税制優遇、住宅取得支援への影響
2026年度の住宅取得に関連した税制優遇や住宅取得減税などは、2027年度のZEH基準改正を視野に入れて施行されると見込まれます。これまでも、省エネ性能に関わる改正が行われる際は、前年度から新制度に適合する住宅が優遇される傾向にありました。
そのため2026年度も、GX ZEHレベルを筆頭とした高性能省エネ住宅が優遇され、税制優遇や補助金で大きなメリットを享受できると予想できます。
つまりZEH補助金の取得を検討していない方にも、影響があると考えられるのです!

 

\2026年度中に家を建てる方も、2027年度以降を見据えた家づくり計画を建てましょう/

 

ファミティホームの住まいのUA値は、GX ZEHと同等の0.46以下。さらに全棟が長期優良住宅仕様です。
太陽光発電、蓄電池、HEMSの導入も可能ですので、お気軽にご相談ください。

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