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基礎パッキンから虫は入ってくる?虫のこない家にするには?
こんにちは! 羽曳野市・富田林市・藤井寺市・松原市で新築分譲住宅を手がけるファミティホームです。
お客さまから「虫の出ない家にしたい」と言われることがありますが、基礎パッキンには換気のための穴が必要なので、残念ながら虫の侵入を100%防ぐことはできません。
しかし「虫の好まない環境」を作ることで、虫の出にくい家にすることはできます。
■虫の好む環境、虫の好まない環境
シロアリやゴキブリといった虫が好むのは、暗くてジメジメした環境です。居心地のいい環境だと、そこに巣を作って繁殖を始めます。そうなると、虫の出やすい家になる恐れがあります。
「①暗い」「②ジメジメ」という2つの要因のうち、1つでも取り除けば、虫にとって居心地の悪い環境になります。「①暗い」については、基礎の上には家が建つため、光を採り込むことはできません。対策できるのは「②ジメジメ」のほうです。
■昔の家と今の家の違い
かつては、基礎に換気口という穴を開ける工法が一般的でした。
しかし、換気口付近は風通しがよくなっても、換気口から離れるほど風通しが悪くなりジメジメするというデメリットがありました。
昭和に建てられた住宅だと、キッチンやお風呂、トイレなどの水廻りは家の片隅にかためて配置されているにもかかわらず、換気口は基礎の真ん中にあるというパターンをよく見かけました。
このような家の造りだと湿気が充満し、床下は常にジメジメした状態になり、虫はどんどん増えていきます。
昔の家でシロアリ被害がよく発生したのは、換気が不十分だったのも1つの要因です。
今は基礎に換気口を開けるのではなく、基礎と土台の間に基礎パッキンを設置し、基礎パッキンの通気口から換気するやり方が一般的です。
■「オールラウンド換気」で床下はカラカラ
ファミティホームでも基礎パッキンを使った「Jotoキソパッキング工法」を採用しています。
基礎パッキンには空気を通すための特殊な隙間があるため、オールラウンド換気(全周換気)が可能となり、床下の換気性能は1.5〜2倍にアップしました。
常にどこかから風が入ってくるため、床下はいつ点検してもカラカラの状態に保たれています。
そうなると、虫はたとえ入ってきてもすぐに出ていくため、巣を作ったり繁殖したりするリスクは限りなく低くなります。
「基礎パッキンの穴から虫が入ってくるのでは」と不安を感じる方がいますが、むしろ穴があるからこそ風通しが良くなり、虫の好まない環境を作り出せるのです。
■地域の気候を踏まえて対策することが大事
ファミティホームは創業から50年以上、南大阪エリアを中心に家づくりを行ってまいりました。
シロアリ被害は、沖縄が最も発生率が高いと言われており、地域の気候によって差があります。
そのため、地域の気候を熟知した会社と家づくりをするというのも大切な視点といえるかもしれません。
▽害虫の侵入を防ぐのに役立つ住宅の「換気」性能について、詳しくはコチラもご覧ください。
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