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ファミティホームの外構①石材のあしらいにはどんなものがある?

こんにちは!羽曳野市・富田林市・藤井寺市・松原市で新築分譲住宅を手がけるファミティホームです。

 

ファミティホームでは住まいの顔である庭のデザインに力を入れ、分譲地ごとに異なる庭や街並みを創出しています。そこで今回から不定期連載で、花壇、照明、ガーデンエクステリアなどのポイントごとに、こだわりどころをご紹介!

 

初回は表情豊かな石材のあしらいや仕上げをご紹介します。
石を使ったエクステリアは割栗石や洗い出し仕上げなど、なんとなく聞いたことはあるけれど内容をよく知らないといったものが多いですよね。
まずは当社の外構施工事例を見ながら、外構によく使われる石材のあしらいを整理していきましょう。

 

~外構によく使われる石材のあしらい~
●化粧砂利(玉砂利、ジャミ石、化粧ジャミ)
エクステリアなどを飾るための小粒の石の総称。アプローチや花壇、植栽の足元などに撒いて使います。様々な色の砂利を取りまぜたり、色を分けて使ったり、多彩なアレンジが可能です。音が鳴ることによる防犯効果を狙って採用するパターンも。
石を砕いて丸みを帯びるよう加工したものを玉砂利、石を砕いて角が尖った状態のものをジャミ石などと分けて呼ぶこともあります。
写真の事例では洗い出し仕上げ(手前)と、金コテ仕上げ(奥)のコンクリートの間に化粧ジャミを敷いてアクセントを付けています。

●割栗(わりくり)石(いし)(栗石、クラッシュロック)
岩石を打ち割って10㎝~20㎝程度の小塊状にした石材のこと。クラッシュロックや栗石とも呼ばれます。化粧砂利より大ぶりでゴツゴツとした印象。存在感があり、畳石や敷石、ロックガーデンなどに利用されます。
写真の事例は、タイル張りの玄関ポーチの奥に割栗石を配置したユニークなデザインです。 

●乱形石張り、乱張り
スレート、石英岩、砂岩などの天然石を様々な大きさに割り、板状に加工したものを乱形石材といいます。これをパズルのように隙間なく並べた石張り施工が乱形石張り。
玄関のアプローチ、ガレージ、庭の敷石などに用いられます。層によって異なる多様な色と模様のバラつきがエクステリアのアクセントに!
写真の事例では手前が乱形石張り、奥が土間コンクリート。隙間に緑を配し、温かみのあるエクステリアを演出しています。

●ピンコロ石
花崗岩(御影石)を9㎝前後のサイコロ状に仕上げた石材で、割り肌のナチュラルなゴツゴツ感やザラザラ感が魅力。コンクリートやアスファルトに比べて自然に溶け込みやすく、外構がやわらかい雰囲気になります。カラーバリエーションも豊富で、ヨーロッパでは古くから石畳などに用いられてきました。
ファミティホームでは隣家との境界にフェンスを設ける代わりに、ピンコロ石で仕切ることも。花壇に用いても可愛いですよ♪

●洗い出し仕上げ
伝統的な左官仕上げの一種。コンクリートやモルタルに、砂利、砕石などを混ぜ込んで、施工後に水で洗い流して仕上げる方法です。これにより砂利が表面に浮き上がり、表情豊かな個性や高級感が感じられるエクステリアに。舗装仕上げの中でも手間のかかる施工方法で、職人さんの腕の見せ所です。
写真は公開中の「シティコート島泉V」モデルハウスの外構。ガレージはコンクリート、アプローチは赤みがかった洗い出し仕上げで、メリハリを付けています。

●ロックガーデン
花壇やガーデニングスペースに岩や石、砂利などを配置して、その隙間に植物を植えこむガーデニングスタイルです。ワイルドな雰囲気を出せ、近年人気が高まっています。
ファミティホームにはロックガーデンが標準の分譲地も多く、「流行りのガーデンスタイルを取り入れたいけれど、自分で石と植物をコーディネートするのが難しい」という方に人気です。
写真の事例では宅配ボックス横にロックガーデンを配置。アプローチは芝生と枕木でアクセントをつけています。さらにアプローチ階段は洗い出し仕上げ。全体的にナチュラルな雰囲気を意識しています。

●ワズストーン
株式会社ユニソンから販売されている、乱石張りの舗装材。天然石に限りなく近い趣や質感があり、石英岩、安山石、玄武岩などの風合いを再現した多彩なバリエーションから選べます。

続いて石材を取り入れた外構が個性的な分譲地をいくつかご紹介します。
いずれも芝生や植栽、レンガ、タイルなどとトータルコーディネートして、テーマに沿った外構を演出しています。

 

~外構に石材を取り入れた分譲地例~
シティコート喜志20期
アプローチには石垣をイメージした「ワズストーン」を敷き詰め、周辺環境にあった落着きのある外構を計画しています。
乱張りのワズストーンは、外構デザインに合わせて、濃い色目で重厚感のあるクマノ(玄武岩)、もしくは色幅が大きく表情豊かなシナノ(石英岩)を施工。ガレージは金コテ仕上げの土間コンクリートの隙間にアイビーブラックの化粧ジャミを敷き、アクセントを付けています。

シティコート金剛東Ⅵ期
ガレージは:芝生とレンガ、土間コンクリート、化粧ジャミを組み合わせてデザイン。
花壇はロックガーデン仕様で、シュロのシンボルツリーと合わせ、南国風のナチュラルでおしゃれなエクステリアを創出しています。

シティコート誉田
アプローチは洗い出し仕上げと人工芝、枕木を組み合わせたデザインです。
ガレージは土間コンクリートのふちを洗い出しで仕上げ、隙間に石灰石の化粧ジャミを敷いてコーディネート。グレーのコンクリートと赤みがかったマールブラウンのジャミ石、洗い出しで、コントラストを付けています。
花壇はトレンドを取り入れたロックガーデン。こちらもマールブラウンの石灰石で、庭全体に統一感を出しています。

連載第2回目には外構照明を取り上げる予定です。
どうぞお楽しみに!

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